歯の表側矯正
歯の表側に透明なセラミック製や金属製の装置を付け、そこにワイヤーを通し、理想とする位置まで、じっくりと時間をかけて歯を移動する治療法です。従来では、金属製で目立つ装置が一般的でしたが、最近では歯の色に近い白や、透明の目立たない素材のものが多く使用されるようになってきました。症状やコストなど、患者様のご都合に合わせて、最適な素材を選んでいきます。
1. 白いブラケット＋白いワイヤー
歯の表側に、歯の色に近い白色でコーティングされたワイヤーと、白や透明のセラミックブラケット（ワイヤーを固定する為に歯牙に付ける装置）を使う矯正治療です。
装置も小さく、透明感のある素材でできているため、装着時に目立ちにくいのが利点です。また、金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも治療が可能です。
数種類の材質があり、セラミック、サファイヤ結晶、硬質プラスチックなどがあります。 従来の矯正装置に比べて歯の移動をスムーズに行うことができ、多くの種類の不正咬合に対応することができます。
【特色】 ●表側で行う矯正の中では最も目立たない素材。
●金属アレルギーの方でも使用できる。
2.白いブラケット＋金属のワイヤー
歯の色に近い白や透明のセラミックブラケットと金属のワイヤーを組み合わせた矯正方法です。
歯の色に合わせた白いワイヤーと比べると若干目立ちますが、金属でできている分強く、矯正期間が短くなることが利点です。また、白いワイヤーとの組み合わせよりも、ややコストを抑えることが可能です。
【特色】
●治療期間が短い・・・目立たない装置の中では最も早く効果が期待できます。
●低価格・・・目立たない装置は高額なものが多いですが、この方法は低価格です。
3. 金属製の矯正装置(メタルワイヤー&メタルブラケット)
メタルブラケットとは、金属素材を用いた矯正装置で、従来からある、オーソドックスなタイプの矯正装置です。
薄くて丈夫であること、低コストで治療を行えることが特徴で、矯正治療が必要になる様々な症例の治療が可能です。
材質は、ニッケル、クロムなどからできた合金であり、頑丈なため時間経過による変色、変形はほぼありません。
【特色】
●変形しにくい・・・咬んだり、矯正で引っ張ったりのような力がかかっても、材質が固いため、変形したり破損することがない。
●治療期間が短い・・・ワイヤーとの摩擦抵抗が非常に少ないので、歯が早く動きます。
●低価格・・・金額は最も安いと言えるでしょう。
表側の矯正のメリットとデメリット
- メリット
- 発音への影響、舌の痛みがほとんどありません。
- ほとんどの症例に対応が出来ます。
- 症例によりますが、治療期間が他の方法に比べて短い傾向があります。
- デメリット
- 一目で矯正していると分かる
- 装置の厚みの分、口元が出ている感覚がある。
- 治療中、ホワイトニングの併用ができない。
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交通：明治神宮前駅から徒歩3分、表参道駅から徒歩10分
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